出来杉計画とは

(記、2013年4月30日)
現在、人工林や花粉症などなどなにかと印象の悪い「杉」。
でも、古来からその扱いやすさで日本人とともに歩んできたのも事実。

そんな杉をなんとかしよう!

杉のために出来る事をスギスギ(次々)やって行く計画」を開始します!

<出来杉計画活動の柱>
○林業の話題は
山仕事、林業の話題 
○チェンソーアートの話題は
チェーンソーアートの話題
チェーンソーアートの作品
○杉の葉染めの話題は
杉の葉染めの話

杉の学名は「Cryptomeria japonica(隠れた日本の財産)」。
いつまでも隠しておくのはもったいない!

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2014/07/28

軽トラ・チェンソーで「木の駅」

新刊の紹介です。




「木の駅」とは?

「木の駅」の活動内容や様子、その企画や調整、組織の立ち上げな ど、各地域の活動実績を紹介。「木の駅」のさまざまなプロジェクトや取り組みを通じて、参加する人々をつなぎ、地域づくりの場となる姿を伝えます。また、 すぐに「木の駅」の立ち上げができるように、イチから始められる実践情報も詳しく紹介しています。

その活動の魅力がつまった1冊です
全林協ホームページより)

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もう今やすっかりメジャーになった「木の駅」。
奈良県にもできました。

これって農産物でいう産直市場みたいな感じなんですね。


とにかく山から木を出すのって凄く大変で、お金になるけど、お金もかかるみたいなイメージが凄く強いですよね。
それがね、この「木の駅」だったら簡単に出来そうな気がするのよ。
軽トラとチェンソーさえあれば、なんだか出来そう気がするの。

これって凄く大きなことじゃないですか?
なんだか簡単に出来そうっていうイメージ。


末口30センチの4m材なんてとてもじゃないけど出せない。
でも末口10センチで2mならちょっと出そうかな、ってなるじゃん。

で、それがお金になるんだよ。
もう地殻変動だよ。

僕も村のおっちゃんから昔はよく丸太(足場や杭)を担いで山を下りた、って聞いてました。
まさかそれが平成の世によみがえるとは。。


この本、語り口は優しいですが、もしかしたらとんでもない革命の書かもしれないですよ!

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2014/07/26

山いきの証

自分の肩書きを「山いき」と言ってますが、これはつまり「山に行く人」「山で働いている人」っていう意味なんですね。
この「山いき」っていうのを僕は「山に行き、山に生きる」と解釈してるんですが、この山いきとしての矜持というか、こだわりが弁当箱なんです。


つまり漆塗りのわっぱ弁当(メンパ、メンツとも言う)をかれこれ15年近く使っているわけなんです。
ぬし熊「尾鷲わっぱ丸型大」
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この弁当箱は僕が働く森林組合が、山で働き始めて1年経ったときにプレゼントしてくれたんです。
「一年間よくがんばった。これからもがんばれよ」って感じで。
それはそれは凄くうれしくて。
こんな高い弁当箱買えないし(22000円!)、なによりこれを受け取ったことでやっと「山いき」としての一歩を踏み出せたような気がしたから。


だから、僕は一年中どんなに寒い時でもランチジャーは使わずにこの弁当箱で通してきたんです。
僕にとっての山での一番の相棒はこれでした。


でも、10年を過ぎた頃から痛みが出て来て。
使い方が荒かったと言うのもあるんですよね。
山で落としたり、普通にゴシゴシ洗ってたり。
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最終的には内側がだいぶはげて黒ずんで来てしまい(影でよくわからないかも)、最近は底の部分から液漏れまでしてくるようになってしまいました。
普通に使ってたらこんなことなるはずないんだけど、黒ずみを取ろうとヤスリで削ったりしたからね。


で、数年前から代わりの弁当箱をずっと探してて。
買うなら本物が良くて、去年辺りから静岡の業者さんから買おうと思ってアポを取るも注文が多いのか、買うことができなくて、ずっとモヤモヤ。

なら、同じものを買えばいいじゃないかっていう話なんだけど、なんか同じじゃ面白くないし、15年くらいでダメになるんじゃ、コスト的に合わないかなと(←俺の使い方が悪いんですよ!)。


で、悩みに悩んだ末買ったのがこれ。

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結局、同じぬし熊さんの摺り漆の同サイズにしました。

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なんだか摺り漆でも、もう十分な感じ。
むしろ木目があってより木の弁当箱って感じでかなりの好感触です。


んで、さっそく使ってるんですが、やっぱりご飯がおいしい。
古くなったやつは塗りがはがれてたから、夏場は木の匂いがご飯に移ってしまうことがあったのですが、新しいのはうまくご飯の湿気だけ吸ってくれるようで、本当に良い弁当箱を買いました(←自賛)。


でさ、古くなったわっぱ弁当なんだけど、なんだかやっぱりまだ捨てられないんだよ。。
もうダメだって分かってるんだけどさ。。。なんだか気持ち的にね。。

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2014/07/23

8/1NHK「ゆうどき」要チェック!

小笠原から帰って来てモーレツに忙しいのです。。
むこうでのんびりし過ぎたのか。。。

内地に帰ってから原稿書いたり、今度出る単行本のゲラチェックしたり、チェンソーアートの実演、作品づくり、あとなんだっけ? 山仕事のNPOさんといろいろ打ち合わせしたり。
で、明日はテレビ取材が入ってるんだ。


小笠原のことも書きたいことたくさんあるんだけど、、、


んで、とりあえず、吉野チェンソーアートスクールの話題を。
21日の日曜日にスクールがありまして、鯛のレリーフを作りました。
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で、スクールではカービング講習と平行して現在ツリーハウスを作っています。
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こちらは有志が集まってワイワイガヤガヤ楽しみながらのんびり作っております。
なので、手伝ってみたい人や見学でも構いませんので、興味のある人はスクールのホームページをチェックしてみてください。
作業日程が厳密に決まっているわけではないので、その都度チェックしてもらえるとうれしいです。



でね、吉野チェンソーアートスクールに取材が入りまして、NHKの「ゆうどき」という番組です。
8/1の16:55〜のどこかでスクールの様子が放送されます。

もう奈良県では放送されたんですが、女性アナウンサーがカービングに挑戦してますYO!!

ぜひぜひチェックしてみてください。

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2014/07/17

人妻林業

facebookの個人さんのページですが、トップページ(カバー写真)が素晴らしいわけです。
まあ、見たら分かります。

人妻林業
発想が凄いよね。
「林業女子」という言葉もずいぶんメジャーになったけど、人妻林業とそのロゴの前には吹っ飛ぶわ。

もっと面白い動き、期待してます!!

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2014/07/15

帰ってきました

facebookページをみてくれてた人は知ってると思うのですが、先日小笠原諸島母島から無事戻ってきまして、さっそくこちらで下刈りしまくってます。


母島は気温は30度ほどなんですが、とにかく湿度が高くて何もしてないのに、汗がダラダラ出てくる状態でした。
相棒なんて休日にウクレレ弾いてて、それだけですっげえツユダクでしたから。
どんだけ激しく弾いたのよ、くらいの。

木に登りでもしたら、もー日陰がないから、それはそれはシンドかった。
だから「内地」の方が気温は高いのでしょうが、身体が楽ですね。


で、まあ島では誰一人(黒滝村森林組合skyteam以外にもう1チーム入ってた)ケガや事故もなく無事に特伐、樹上伐採作業を終えることができました。


んで、僕は暑さにやられながらも、やっぱりこんなことをしてました。
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母島の旅館の愛犬ポッキー(ぽっちゃりコーギー)です。
もちろん、アカギで作ってます。
こう見えて鼻先からお尻まで60cmあるんで、見た目以上に重たいです。。

お母さんはとっても喜んでくれて、もう一匹のゴールデン(これまたもの凄くぽっちゃり。。)も彫って!と頼まれたけど、彫ったとしても山の中(つうかジャングル)から持ってくる元気がありません。。。


てなわけで、これからのんびり少しずつ島での様子をブログでも振り返っていこうかと思ってます!

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2014/07/05

残りわずか

さっぱり更新できなくてごめんなさい。

現在、小笠原諸島母島にて固有の植生の回復作業に従事しています。
つまりは外来植物の伐採をしているわけなんです。
内地は梅雨真っ盛りだと思うのですが、梅雨前線が北上しているということは南海上にある小笠原は梅雨明けしているわけで、もう二週間ほど雨が降っていません。

ので、順調に作業は進み、いよいよ残りの伐採木が数本となってきました。

とにかく連日暑くて暑くて、宿舎に戻ったらすぐにアイスを買いに行く毎日なんですが(←子どもか!)、そんな僕の仕事の様子は黒滝村森林組合スカイチームのFacebookページにアップしていますので、そちらを見て下さいねー


7/15以降には、いつも通りの更新ができると思います。
残りの日々、暑さ対策をしっかりして事故や怪我のないように作業を進めていこうと思います!

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2014/06/21

skyteam出張中!

現在、小笠原母島に来ています。
固有種の修復事業として、外来植物の伐採をしにきました。
母島はこれで三度目です。

こちらはネット環境があまり良くないので、Blogの更新が難しいんです。

日々の更新は特伐専用のFacebookページで行いますので、興味のある人はこちらを見てくださいね。

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2014/06/16

skyteam再び

日曜日。今日も黒滝村森林組合skyteamは樹上にいました。

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この杉、実はこの記事のご神木なんです。


今回の依頼は春先の雪で枝が折れてしまい、上に引っかかったままになっているからそれを降ろしてほしいということでした。


さっそうと相棒が登ります。
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で、
無事、枝を降ろすことができました。
さすが相棒。


んで、明日は同じ神社で枯れてしまったモミジを伐採予定。
これはクレーンと組んで仕事予定。

skyteam仕事の詳細はfacebookページを見てね。

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2014/06/13

人が育てば経営が伸びる。

人材育成の難しさ、これは林業でも同じですよね。
僕の組合にも春から2名新人が入って来て、すべてのことが初めてなので、すべてを一から教えないといけない事実に職場の皆が改めて驚いてます。


人材育成がいかに大変か。
この本に何かヒントはないかと読んでみました。



林業に携わる職員や現場従事者の人材育成をどのように進めてきたのか、それにより経営がどのように変わってきたのか、4人の気鋭経営者がその考え方や実践を語る対談集です。
 
聞き手は、NPOなど団体経営支援、企業のCSRマネジメントコンサルタント分野の専門家である川北秀人さん。
 
川北さんが人づくりと経営をつなぐさまざまなポイントを4人から引き出していきながら、他業界での人材育成事例についても触れた、興味深い対談が展開します。
 

それぞれの言葉から、人が育つことこそが、安定した経営力に結びついていくヒントが見えてきます
(全林協のサイトより)


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で、読んでみた結果、この本のメンバーは凄い人たちばかりですから、ヒントがたくさんありました。

読む人によって、得られるヒントはいろいろ異なると思うのですが、個人的には「とされいほく」の半田さんと、安田林業の安田さんの言葉が特に印象に残りましたので、少し引用します。
もちろん他にもさすが!とうなるヒントがたくさん。
ぜひ本書を読んでみてくださいね!


「組織の主役は従業員です。ですから、従業員がやりがい感や期待感の持てる組織ということになります。当社は特に賃金レベルを他の産業レベルまで持って行くんだということを目指しました」

「事故現場を社員に直接魅せる事が事故の怖さ、安全の重要性を強く認識させる最も効果的な手段」

「安全教育は一度に長時間を掛けるのではなく、「コンパクトでインパクトの強いやり方を繰り返す」のが効果的ではないか」

「林業事業体の個々の経営者がもっと戦略性を持った積極的な挑戦意欲を出さなければ、従業員をいかに研修教育しても成果を期待できないと思います」

「若い社員も「架線技術をマスターしなければ一流ではない」と認識するようになってきました」

「私は、班長には「他人の良い所を見つけて褒めること、自然に褒めることができるようになりなさい」と言っています」

「「間伐で成り立つ企業」を目指すことにしました」(以上、半田さん)


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「作業員ではなく、あくまで技術者を育てるということです」

「事故の場合、一番多いのは、危険だと思っても、これまでは大丈夫だったから今回も大丈夫だろうと思い、事故に遭うパターンです。(中略)事故の原因になりそうなものを自分で見つける目を養い、それを徹底的に排除していくという作業です」

「教える側は、危険なことも敢えて見せられる相当な技術が必要です。その危険を回避する能力を持っていなければならない」

「私は人を雇うときに、林業が好きなんていうことは二の次で、山が好きだという人を雇いたい。林業がしたいと思う人は、林業の一面しかみていないところがある」

「人様の山を預かってその山を手入れしてお金をもらっているのだから、山主さんへのサービスという物は何も対価だけではなく、喜んでもらえる仕事をしなさいと」

「コスト削減をするためには安全が最優先になるんです。貴重な技能を持った人材をフルに活用していくわけですから。事故を減らす、ゼロにする「安全」が最優先なんです」

「「今週の安全点検」では毎週安全のポイントを決めるんです。安全第一は当然ですから、その中で今週は「伐倒するときに、切った木のツルの方向を確認して、本当に正しかったかどうかを必ずチェックしようね」とか、週替わりでポイントを決めていく。そこに焦点を絞って、そこだけは確実にやろうよと。それを全体の安全につなげていこうという考えです」

「毎週、最終日のミーティングの中で今週あったヒヤリハット報告します。(中略)よそのヒヤリハットは、おそらくうちでは事故ぐらいのレベルになると思います。そのくらいヒヤリハットをしっかりやってます」(以上、安田さん)


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2014/06/08

『道づくりの施工技術』

現場で作業道づくりに精を出されている皆さんに朗報です。


出版元(全林協)のホームページから引用します。

本書は、「壊れない道づくり」のための現場従事者、技術者に必携の一冊です。
 
著者は、現場の先頭に立って、35年間にわたって、道づくり(設計・施工・管理)を実践してきました。
 
本書では、著者と社員(清光林業株式会社)が、日頃の道づくりの実践や経験から得た知見、技術ノウハウ、工夫などを整理・集約し、たくさんの写真とイラストでわかりやすく紹介しています。
というわけで、これまで道づくりの本て全林協から結構でてるのね。


僕の手元には実際に5冊すべてありますが、ぶちゃっけ今回紹介する岡橋さんの本が一番分かりやすいです。

大橋さんの本はなんか難しいんですよ。
路網計画の段階で疲れてしまう感じ。

もちろん今回の本でもルート選定について詳しく書かれていますが、現場作業員目線なのでとても分かりやすいです。
もしかしたら岡橋さんと同じ吉野で作業道をつけているからかもしれませんが。。


湯浅さんと酒井さんの本は、これまで実際に道づくりを行っている人がギモンに思っていることなどを解決してくれる本だと思います。


正直、大橋さんと岡橋さんの共著の本よりも、今回紹介した本の方が分かりやすいです。
わかりやすいというか読みやすいというか、より実践的というか。

今回の本、道づくりのレシピみたいな感じですもん。
これが全国どこでも通用するかは僕には分からないのですが、どこかとっつきにくさのあった類書とは一線を画すことは間違いないですね。

ぜひ手に取ってみてください。
名著だと思います。

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