出来杉計画とは

(記、2013年4月30日)
現在、人工林や花粉症などなどなにかと印象の悪い「杉」。
でも、古来からその扱いやすさで日本人とともに歩んできたのも事実。

そんな杉をなんとかしよう!

杉のために出来る事をスギスギ(次々)やって行く計画」を開始します!

<出来杉計画活動の柱>
○林業の話題は
山仕事、林業の話題 
○チェンソーアートの話題は
チェーンソーアートの話題
チェーンソーアートの作品
○杉の葉染めの話題は
杉の葉染めの話

杉の学名は「Cryptomeria japonica(隠れた日本の財産)」。
いつまでも隠しておくのはもったいない!

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2026/02/15

ソーチェンがガイドバーから浮いてしまい目立てがうまくいかないのですが

今日は質問にお答えするコーナーです

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ソーチェンが半分くらい?の大きさになったくらいで、刃およびデプスの部分がやや浮く(うまく表現できずすいません)感じがあります 目立てゲージをそのまま当てても正規の切削角が得られないので、手やヤスリで浮いてる箇所を下に押してから目立てゲージをセットしています
この刃が浮くというのは、どのような事が原因でそうなるのでしょうか
見たところリベット部分に損傷は見受けられないのですが…
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これはつまりこの赤丸のようなカッターになることですよね。
使っているオイルは生分解性とのこと。
わかります!
生分解性にもたくさんの種類があると思うのですが、性能は鉱物油の方が安定しているように思います(個人の意見です)
また、どちらかというとカービングバーでなりやすいように思います。
どうしてもRがきついから負荷がかかりやすくてバリが出やすいのかと。
ドライブリンク、バンパードライブリンクの中の方でバリが出ていませんか。
オイルを最大量出すようにすると少しは変わってくるかも。
と、まあでも手で押して直して目立てすれば全然普通にできると思うので、これは無問題。
カッターのリベット下部のバリがかなり出ているのは、チェンを緩い状態で使っているのでガイドバーを叩いているのでしょうね。
どちらかというと、黒矢印のところのタイストラップが割れている方が問題かな。
早めの処置を。

 

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2026/01/01

新春チェンソーアート実演

昨年末、とある会合で群馬県に行ったんですが、その時に「まだチェンソーアートしてるの?」と聞かれたんですね。

「とある会合」についてもいつか書けるタイミングが来るといいなと思っているのですが、チェンソーアートまだバリバリやってるんですよ!

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というわけで、三重県にあるアウトドアリゾートVISONで1/3に新春チェンソーアート実演を行います。

彫るのはもちろん今年の干支である馬。

これまで馬をあまり彫ったことがないので、今から緊張してしているのですが、なんとか頑張ります。

時間はお昼12:00から

天気もよいようなので、もしお時間ある方はぜひぜひ遊びに来てください。

 

VISONは本当に広くてセンスの良いお店が立ち並び、静謐な空気の流れるところです。

お正月にここを訪れるだけで、なんとなく今年一年良いことありそうな感じですよ。

 

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固着してしまったソーチェンを直すには

新年あけまして、おめでとうございます

こうして元旦にブログを更新できるのはいいものですね。

 

ネタは色々とあるのですが、読者の方から質問をいただいたので、そちらからお答えします

 

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(Q)

予備で現場に置きっぱなしにしてしまった未使用のソーチェンが、雨水などでサビて、なんというか、つまんで持ってもダランとならず、あちこち硬くなって曲がっているのですが、このような刃はチェンオイルに漬けたりすれば直るのでしょうか?

 

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(A)

オイルに漬けてみたらわかるのでは?

と思うのですが、それでは答えになっていないので、これから書くのはあくまで私見です。

試験したわけではありません。

まず、パーツクリーナーなどで掃除して、CRCなりグリスなりチェンオイルなりを塗布する。

そして多少固くなっていてもチェンソーに取り付けて、チェンがうまくガイドバーにハマらなくても、とりあえずエンジンかけて回してみる。

チェンオイルがソーチェンに回るまでやってみる。

もちろん、安全をしっかり確認してですよ。チェンがダラダラだったりするのはNGです。

これで直ればOK。

まだ硬いようだったら、諦めるという感じでしょうか。

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ソーチェンが摩耗してギシギシしてしまう場合は、以前ブログに書いたことがあります。

そんな症状の人がいたら参考にしてみてください。

でも、オイルの性能が上がったのかバイオオイルでも以前より問題が生じることがなくなったように感じてます。

 

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2025/12/22

目立てを繰り返すとチェンソーの刃の形が崩れる

読者の方から質問がありました。
以下、すべて原文ママ

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大きさが三分の一くらいになったあたりから、やはり形の崩れからか切れ味が落ちる感覚があります(微妙に適正な刄の形よりややバックスロープになっていく)。
そこで出木杉さんのブログの目立て記事にある、カッターに対する力加減(横7下3 わからなければカッターのふところ方面に)を参考にさせていただくと、いい感じに刄とヤスリがフィットし適正な形に修正できるのですが、ブログ記事にもありますが、ふところへの意識だけでそのまま何回か目立てを続けていると、フック形状の刄になってしまう傾向にあります

出木杉さんは目立てをするにあたって、力加減はふところ方面への注力という意識で、新品から小さくなるまで理想的な刄の形状をキープできていますでしょうか?もしくはその時々で微妙に力の方向を変えている感じでしょうか?


また、笹刈り刃についても、チェンソーの刃と同じような力加減なのか、もしくは形が崩れるのは前提で臨機応変に形を修正されているのでしょうか?


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<A>
Img_1785
画像はバッテリーチェンソーのカッター


小さくなっても形を保てるように力加減を変えています。
右カッター、左カッターでも力の入り具合が変わりますし、フリーハンドか、どんなゲージを使うかでも変わってくるので、カッターを見てもっとフック気味になるようにしようとか考えますね。
できるだけですけど。


笹刈刃についてはあまり力加減は気にしたことがありません。
刃頂がしっかり研げるようにしている感じです。
目立てによる変形や、石などに当ててしまうこともあるので、定期的に真円を出しています。


 


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黒滝村森林組合現場見学会2025

森林の仕事ガイダンスに参加したことは、先日のブログで報告しました

18名の方がブースに足を運んでくれて、現場見学会を行う旨を伝えたんですね。

僕はブースではあまり込み入った話はせずに、とにかく興味があったら現場に足を運んでほしいという考えです。

百聞は一見にしかず、を地で行くタイプなんで。

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そして見学会にはガイダンスに来た人、来なかった人も含めて8名が参加してくれました。

午前中に組合と黒滝村の概要を伝えて質疑応答。

その後、移住した場合に住んでもらうことのできる職員住宅を見学。

お昼は現場へ移動し、作業員たちと一緒に昼食をとりながらざっくばらんに雑談してもらいました。

やっぱり現場の生の声に勝るものはないので。

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と、そんなこんなで今日(12/22)現在、面接が終わった人も含めて3名の方から就業の相談を受けています。

やってよかったと思うと同時に、より魅力ある職場にするために、まだまだできること、やらないといけないことがあるので、引き続き精進していく次第です、押忍。

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2025/11/29

2025(前期)林業技能検定試験合格発表!

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ついに今年前期の合格者が発表されました

1級の合格者は13名となかなかの狭き門となりましたね。

実技も学科も合格するというのは、やはりかなり難しいのでしょう。

合格された方おめでとうございます。

自慢できると思いますよ!

 

また2級が28名、3級が27名合格とこちらはまずまずの合格率だったのではないでしょうか。

おめでとうざいます!

 

これから後期の実技試験が始まりますが、後半戦はより合格率が上がってくると思います。

受験者の皆さん頑張って!

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2025/11/12

黒滝村森林組合見学会2025やります

ガイダンスお疲れ様でした。

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18名の方が僕らのブースに足を運んでくれました。

自分たちの良いところ、強み、そして弱みをうまく伝えられたか、いまになって心配しています。

どこまで話を聞き出して良いのか、さじ加減も難しかったなあと。

 

ガイダンスに参加してより興味を持ってくれた方、またガイダンスに参加できなかったけれど、黒滝村森林組合に興味を持ってくれている方。

ぜひ、一度職場見学に来てください。

午前中、組合事務所で組合の概要や移住に関する説明を行い、質疑応答の時間を設けるつもりです。

その後、山へ行き、現場でお昼ご飯。

そのまま現場の見学と作業員とのコミュニケーションが取れたら良いかと持っています。

実際の現場の距離感や作業の様子を感じることのできる機会となっていますので、ぜひぜひ参加してくださいね!

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2025/11/02

林業はAIにはできない仕事

みんなAI活用してますよね

便利すぎてもう一瞬で手放せなくなりました。

検索が過去のものになり、日常生活や仕事、勉強の相棒として、本当に便利です。

林業でも活用できるところはかなりあると思います。

ただ、生成AIからロボティクス、フィジカルAIの時代なっても(それはもうすぐ)、林業現場ではまだ人間が活躍するところが多いと思います。

枝打ちロボや搬出ロボはすぐにでも出てきそうですが。

これから何十年もヒトが活躍できる仕事って限られてくるだろうけど、林業は例外の一つだと思う。

そんな目線もあっていいとかなと思う人はぜひ森林の仕事ガイダンスに来てくださいね。

僕も黒滝村森林組合ブースに座ってますんで!

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2025/10/31

奈良県の森林の仕事ガイダンスに行きます!

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この広告に使われている画像は僕ら黒滝村森林組合の作業員たちなんです(僕は写っていない)。

というわけで黒滝村森林組合が森林の仕事ガイダンスにブースを出します!

森林組合の仕事が右肩上がりに増えてきて、まったく人が足りていません。

従来の林業に加えて、小花粉スギの森づくりや針広混交林づくりは新しい試み。

特殊伐採は2班体制で回していますが、需要が多すぎて追いついていません。

企業とコラボレーションして植林イベントや山林作業からの企業の森づくり。

地域の子どもたちへ黒滝学の出張授業。

樹木医による診断業務。

そして、もちろんモンベルの店舗運営に加えて、地域の魅力を活かしたガイドやツアーも予定しています。

多彩な人材により仕事が急拡大しており、それをこなす人間が足りていなく、水を得ない魚状態。

 

ガイダンス当日は僕も会場へ行きます。

興味のある人はぜひ11月8日遊びに来てください。

また、周りの方にも紹介してくださいね。

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2025/10/25

桜の名所、吉野山でクビアカツヤカミキリのフラス確認

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吉野山といえば、全国的にも有名な桜の名所だと思います。

「一目千本」と言われるように見えるところ山一面に桜が広がっているような場所になります。

 

ここで外来の昆虫であるクビアカツヤカミキリのフラスが見つかったとという報告が環境省からありました。

環境省のホームページから引用します。

 

<吉野町同時発表>

吉野熊野国立公園の吉野山上千本のヤマザクラにおいて、フラス(※)の発生が確認されました。専門家による同定の結果、特定外来生物クビアカツヤカミキリ(Aromia bungii)による被害であることが確認されましたので、お知らせします。
  被害木には、幼虫の殺虫のための薬剤の樹幹注入を実施済みであり、現在、被害木周辺を含め、吉野山の被害状況の確認を進めています。
  国立公園内におけるクビアカツヤカミキリ被害は、本件が全国初の確認事例です。

※ フラス:クビアカツヤカミキリの幼虫が入り込んだ樹木から4月末頃~10月末頃にかけて排出される、幼虫のフンと木くずが混ざったもの。クビアカツヤカミキリ個体確認の目印となる。

 

これ、本当に大変なことで。

クビアカの被害がまだ全国的に広がっていないからピンとこないのも仕方ないのですが、徐々にクビアカの被害は拡大していて、食害されたサクラはいずれ枯れてしまうんです。

 

簡単に言いますと、

①クビアカツヤカミキリが数百という卵をサクラに産みつける

②孵化して幼虫がサクラを食害(フラスを出す)

③木の中で成虫になったクビアカが周囲に飛び散る

④被害を受けたサクラは徐々に衰弱し、いずれ枯れてしまう

という流れで被害木が加害木になってしまうんですね。(吉野山はサクラだらけ)

なので、こうならないために被害木の中の幼虫を殺すための薬剤を注入したと環境省の文言にあったわけです。

Img_1090(奈良県某所のクビアカツヤカミキリのフラス)

 

で、厄介なのは近年日本に入ってきたので、天敵がいないんですよね。

在来のカミキリムムシは天敵である鳥類にうまく捕殺されてバランスが保たれているのですが、このクビアカは増え続ける一方なのです。

 

奈良県や役場、そして僕ら奈良県樹木医会もこの事態は想定していて準備を進めていたのですが、まさか今年見つかるとは!というのが正直な感想です。

これまでの奈良県の被害状況を鑑みて、すぐに吉野山のサクラがなくなるとかそういうことではありません!

より監視を徹底して、初期防除に努めないといけないということです。

 

みなさんもご自宅やお近くのサクラの根本、株元を観察するようにしてください。

もし、あやしいフラス(木くず)が見つかったら、役場や関係機関に連絡するようにして欲しいと思います。

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