出来杉計画とは

(記、2013年4月30日)
現在、人工林や花粉症などなどなにかと印象の悪い「杉」。
でも、古来からその扱いやすさで日本人とともに歩んできたのも事実。

そんな杉をなんとかしよう!

杉のために出来る事をスギスギ(次々)やって行く計画」を開始します!

<出来杉計画活動の柱>
○林業の話題は
山仕事、林業の話題 
○チェンソーアートの話題は
チェーンソーアートの話題
チェーンソーアートの作品
○杉の葉染めの話題は
杉の葉染めの話

杉の学名は「Cryptomeria japonica(隠れた日本の財産)」。
いつまでも隠しておくのはもったいない!

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2020/11/11

現場のベテラン問題

フォレストジャナールの一本の記事が目に止まりました。

現場のベテランについての記事です。

チェンソー1本で頑張ってきた技術者は、歳を取っても現場で若手と一緒に同じ作業内容で働いています。歳を取っても若者とチームを組んで働く喜びももちろんあると思いますが、歳を取ると若手ほど作業ができなくなります。そうすると、ベテランは作業効率面で評価されてしまった場合、組織内で居場所がなくなります。

そのため、ベテランは自分の居場所を確保するために技術を後輩たちに伝えないという…

 

僕も40後半になり、とにかく後輩たちの邪魔だけはしないように気をつけています。

しっかりと技術を伝えて、できるだけ早く引退しようと、そんなことばかり考える日々。

そりゃ、日給月給で働いてるわけだから、仕事がなくなり収入がなくなったら怖いですよ。

怖いけど、森林組合を発展を考えたらとにかく若い人たちの邪魔だけはしちゃいけないと思ってます。

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2020/11/03

伐木のメカニズム

みんなが待ち望んでいた、知りたかったことがここに書いてあります。

受け口、追い口、ツルについてきちんとデータを示して考察してあります。

ここ10年でベストとも言える書物。

世界に通用する内容でしょう。絶対翻訳されるべき。

山仕事を始めて20数年。

もっと早くこの本を読みたかったよ。

ちゃんとデータをとって裏付けがあるのが素晴らしいし、ほんと納得できる。

これぞ名著。

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明治時代~現在に至る伐倒技術の変遷を読み解き、「受け口・追い口・ツル」の規定寸法の妥当性を試験・解析。

鋸断に失敗すると、どこにどんな力が加わり、どんな現象を招くのか。

伐木の力学的な原理を丁寧に解説。

安全で正確な伐倒を行うための「よりどころ」となる1冊です。

 

●本書で学べる主な内容

・国内の伐倒技術の変遷とその理由
・海外の受け口の形の意味
・ツルに加わる力と役割
・受け口角度の意味
・受け口の深さ─ツルとの関係
・追い口の高さ─裂けとの関係
・ツルの幅─裂けとの関係
・受け口の会合線が一直線にならないとどうなるか
・ツル幅が均一でないとどうなるか
・受け口会合線や追い口が傾くとどうなるか
全林協ホームページより引用)
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来年、奈良県フォレスターアカデミーで講師を務める予定だけど、この本を使って講習したいくらい。
ほんと、みんな読んでみて。

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2020/10/16

刈払機のキックバック

この動画はインパクトあるわ〜

 

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2020/10/07

『フォレストジャーナル』と奈良県フォレスターアカデミーに寄稿した

ブログが更新できなくて、ごめんなさい。

めっちゃ元気にしてるんですよ。

ただ、10月は本当に息をつく間もない感じなんだ。

普段の森林組合の仕事に加えて、

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10/2 京都 特伐現場調査

10/3 奈良県東吉野村、川上村 特伐現場調査

10/5 奈良県五條市 小学校にて森林学習

牽引具プラロックのメーカー、マーベルさんと打ち合わせ

10/6、7 FW2集合研修 講師

10/9 みえ森林・林業アカデミー 講師

10/11 三重県 森林施業NPO団体 講師

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ふう。。

で、これに加えて、原稿も書いてるんだぜ。

 

と言うわけで、気になる人は、奈良県フォレスターアカデミーの学校概要ページを見てくれよな!

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あと、フォレストジャーナル第5号はもう手元に届いてるかな。

スマホ時代にふさわしい媒体で、本当に興味深い記事が多いから是非ともチェックしてくれよな!

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2020/09/20

講師業

コロナによる自粛が少しずつ緩和されていく中、講師を頼まれることも徐々に増えてきました。

講師をするのは、本当に学びが多いです。

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奈良県天川村にて開催されている森林塾。

伐採技術をイチから伝えていきます。

8日間あるので、できるだけ多くのことを感じて体験してもらうつもりです。

 

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みえ森林・林業アカデミーにて伐採技術の講習です。

皆さんすでに林業に従事している人たちばかり。

僕自身も教えてもらうことが多いです。

 

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みえ森林・林業アカデミーにて特殊伐採(樹上伐採)の講習です。

現場でバリバリやっている人たちなので、身体能力が高い!

僕らの挑戦的な課題も楽々クリアしていきます。

すごいぞ三重県。

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2020/09/19

木材チッパー買おうかな

【ゆる募】
チッパーの導入を検討しています。
2〜3tダンプで運べるサイズを考えています。
すでに利用している皆様、どんなものをどのように使っているか教えていただけませんか?

黒滝村森林組合skyteamさんの投稿 2020年9月18日金曜日

 

 

と言うわけで木材チッパーを導入しようかと考えているのですが、種類がたくさんありまして、何をどう探せば良いのか。。

 

現場で枝葉の処分を頼まれることがあるのですが、それを持ち帰るのではなく現場で処理したいと思っています。

 

林業の土場で使うようなサイズではなく、2〜3tダンプに乗せて運べるような小型、中型のものを検討しています。

 

すでに導入している方や使っていた人など、何かアドバイスいただけませんか?

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2020/09/11

ハスクバーナT540i XPを使ってみた

早速T540i XPとT535i XPで比較してみました。
樹種はエノキ。
付けているチェンが違うので、正式な比較はできないけれど、かなり違うなという印象です。
詳しくは動画の概要欄をみてね。

 

 

<使用感>
535はまだバッテリーの電動工具という感じで、アクセルを握ってからタイムラグがあってチェンが周りは始めていたけれど540はすぐにビュン!と来る。
かなりエンジンチェンソーっぽい。
また、加速もかなり違うと感じます。
もちろんパワーも。

 

重さはカタログだと100g違うんだけど、正直わかりません。

 

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あと、ブレーキが近くなったことにより、すぐにロックできるようになりました。

これはかなり便利。

ただ、解除にちょっと力がいるので、これは使っていくうちに柔らかくなるのかなー

 

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ハンドルの形状も変わったけど、これはまだ良し悪しの判断ができません。

もう少し使ってみたら、違いがわかってくるかも。

 

 

 

これからバッテリーチェンソーを買うなら、もうどう考えてもT540i XPって感じなんだけど、負荷をかけるとT530i XPよりも止まりやすい気がします。

中の安全装置が働くんだろうね。

パワーがある分、ぐいぐい行って調子良くグーっとなったときに止まってしまうことがある(苦笑)

これも慣れていくかな。

 

あと、画像じゃわかりにくいけど、アクセルの安全レバー(掌の部分)がロックされていて押し込まないとダメになったんだけど、これも良い変化。

まだちょっと扱いにくいけど、すぐ慣れるでしょう。

 

とにかく、静かで振動なくてメンテが楽でパワーがあって、もう最高だわ。

 

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2020/09/03

木材生産技術の原理・原則

やっと出たよね。

本当、やっと出たよ。

もう4年くらい前から、この本の企画は知っていて、もうずっと待ってたもの。

そして、その期待に応えてくれる良書に仕上がっていてもう満足です!

 

 

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なぜこの技術が有効なのか。

技術の本質を理解することで、応用が可能となる。

林業現場人、フォレストワーカー必携の1冊!

 林業は自然の摂理に基づいて営む仕事です。日本には多様な自然環境、複雑な地形、様々な樹種、林齢など、状況の異なる林業の現場があり、マニュアルを元にした作業では対応出来ない場面にも遭遇します。そのような現場での対応に必要となるのが、原理・原則です。原理・原則に照らし合わせて、どの技術が有効なのかを考え、対処方法を工夫することで課題克服への道が開けます。

 本書は、著者が現場で実践し、失敗して原因を探って改善して……という経験の中からまとめた木材生産技術の原理・原則です。

全林協ホームページより引用)

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この本はリンク先を見てもらうとよりわかるんだけど、第1部「伐木作業の原理・原則」と第2部「伐出機械作業の原理・原則」、第3部「作業道づくりの原理・原則」という3つに分かれているんですね。

んで、どんな原理・原則かというと、例えば

「伐倒の設計 動作の理由を常に意識する」

「振り返りとフィードバックで動作を改善する」

「木が太るにつれ機械は大型化する」

「土壌の特性を知らなければ作業道はつくれない」などなど。

もう当たり前のことですよね。

でも、こういう当たり前の原理・原則が林業って抜けてたりすることありませんか?

本当に大切な、一番基礎の部分を丁寧に教えてくれるのが、この本なんです。

 

実は僕、この第2部、3部を書いた湯浅勲さんの林業私塾に通っていて、その時この本とほぼ同じ内容の講習を受けていました。

僕が京都まで足を運んで学んでいたものが、今こうしてより充実した形で手に入る。

これはとっても贅沢なことですなんですよ、皆さん!

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2020/09/01

「読む」植物図鑑vol.5

今日紹介する本は森林インストラクター必携ですよ!

 

 

 

 

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全国のインストラクターをはじめ、野山の散策などを趣味とされている方まで幅広い層に愛読していただいている、毎巻好評の「読んで楽しむ図鑑」シリーズ最終巻!

本書は、名前を調べるための「図鑑」とは違う新しいタイプの「図鑑」です。樹木、山野草をはじめ、きのこ、森の動植物、森の技術について、その特色、エピソード、由来、歳時記的知識に加え、野山での著者と動植物との出会い、自然と人とのつきあいなどがいきいきと描かれています。

森林インストラクターとして活躍する著者と、野山の植物と生きる人々との出会いもまた魅力的に描かれています。森と生きる人々の知恵、共生・棲みわけの姿が浮かび上がります。

Vol.5には、森の樹木19項目、山野草18項目、きのこ6項目、森の生き物24項目を収録しています。さらに、読んで楽しい小コラムを9項目収録しています。

既刊のVol.1~4を合わせた全5巻で、森の樹木182項目、山野草126項目、きのこ36項目、森の生き物74項目、森の技術28項目、植物と文化25項目、コラム26項目を収録しています。知識や小ネタを「読んで」楽しめる図鑑です。

全林協ホームページより引用)

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シリーズ最終巻となった「読む」植物図鑑なんですが、普通に山仕事している人にとっては、うーんどうだろう。。

ま、積極的に手に取る本ではないかな。

でも、僕みたいに森林インストラクターでもある者にとっては、最高のネタ本なんです。

著者の川尻さん自身、森林インストラクターであり、樹木医でもあったりするんですが、とにかく話題が豊富で雑学満載なんですよ!

「シカト」ってそういうことだったのかー

 

僕がインストラクターとして森を案内したり、学校で授業をするときに話すネタを仕込むんですが、その時に大変お世話になってます。

民俗学的な要素もあったりして、普通に楽しめる本でもあります。

一味違う植物図鑑。

ぜひ手に取って見てください!

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2020/08/28

地域の未来・自伐林業で定住化を図る

久しぶりに朝から雨が降ったので今日は読書三昧。

今日から1冊ずつ紹介していくよ。

まずは自伐林業を取り上げた本から!

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林業をやりたい方、定住化促進の自治体職員の方、必見!

  自伐(型)林業者や関係者、地方自治体職員など、全国17地域のさまざまな実践者に著者・佐藤宣子先生が取材・インタビュー。

 第1章は、定住化を図る地方自治体の取り組みについて解説。第2章~第4章は、地域で活躍する方々の技術、施策、経営、人材育成などの事例を対談形式で紹介し、続く「旅の考察ノート」で、各事例のポイントをわかりやすく整理し、解説しました。第5章では、訪ねた17地域39事例全体の自伐林業と定住化推進についてまとめています。
 家族、講師や師匠、仲間、委託者の山主さん、材の出荷先、応援企業、森林組合、NPO法人、行政職員など、林業関係者に限らず、さまざまなジャンルの方々の実践内容から、森林・林業・農山村地域社会を豊かにする工夫やヒントが見つかるはずです。
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自伐(型)林業もすっかり定着した感がありますね。

林業をやりたい時の選択肢が増えるのはとても良いことだと思います。

これから自伐でやりたい人たちに、ぜひ手にとって欲しいのがこの本。

全国での取り組みが紹介されているし、地域の受け入れ体制とかも詳しく紹介されています。

 

なにがいいって、著者である佐藤宣子先生の目線というか立場が実に平等なんですよ。

手放しで称賛することはなく、しっかりと問題点にも目を向ける。

そして、その眼差しは優しい。

バランスがいいんですね。

 

本書で紹介されている「半林半X」(半分林業、半分は別の何か副業的なもの)は多岐にわたっています。

ホント日本て広いんだなーって思います。

 

自伐型を支援する市町村や団体の取り組みも数多く紹介されています。

心強いよね。

 

森林組合や素材生産業者の目が届かない山林、山主さんてすっごく多いんですよ。

僕は樹上伐採(特殊伐採)で個人宅や寺社仏閣の山へ行くから、よくわります。

「これまで誰に頼んだらいいかわからなかった」って、ほんとよく聞きますから。

こういう人たちに届くことができるのが、自伐型林業と呼ばれているものだと思います。

 

自伐に興味のある人は、必ず目を通してもらいたい。

勇気がもらえる本ですよ。

 

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