出来杉計画とは

(記、2013年4月30日)
現在、人工林や花粉症などなどなにかと印象の悪い「杉」。
でも、古来からその扱いやすさで日本人とともに歩んできたのも事実。

そんな杉をなんとかしよう!

杉のために出来る事をスギスギ(次々)やって行く計画」を開始します!

<出来杉計画活動の柱>
○林業の話題は
山仕事、林業の話題 
○チェンソーアートの話題は
チェーンソーアートの話題
チェーンソーアートの作品
○杉の葉染めの話題は
杉の葉染めの話

杉の学名は「Cryptomeria japonica(隠れた日本の財産)」。
いつまでも隠しておくのはもったいない!

|

2014/10/30

「スイス式[森のひと]の育て方」

最近、夜がヒマなので読書してます。
今日の本はこれ。


まず、「森のひと=森で働くプロ」(p15)ということです。


で、この本をズバリ言ってしまうと、民間の林業会社、(株)総合農林の取り組みの紹介です。
この会社は「スイスの林業教育を徹底的に取り入れるプロジェクトを実践している会社」(p22)なのです。


ではなぜスイスなのかと言うと、
「第一に、森の仕事に就く第一歩は森林作業員で、これがみな、実に丁寧に、時間をかけて、徹底した現場実践を通して育てられること。
第二に、森林管理の統括的な責任者であるフォレスターも、森林作業員を経て、なおかつ実務経験を積んでからでないと就けないということ。(以下略)
第三に、フォレスターは基本的には同じ地域の森林に生涯を通して関わり、森林管理の責任を持つと同時に、木材販売などの利益を森林所有者へ還元する役目も持っていること。(以下略)
第四に、森の仕事に携わる各人材(現場、管理者、研究者など)が、部門を越えて連携し、それが有機的に機能していること。
こういう体勢を取りながらも、(略)いろいろ大変な時代をくぐって来て、今良い方向に向かっている」(p15)
からだそうです。


総合農林の紹介とはいえ、スイス林業とその指導についてもしっかりと書かれていますので、とても勉強になりました。
その内容については本を読んでもらうとして、
結局は「スイス式は事あるごとに説明するんだ」(p142)
これですね。

「見て覚えろ、経験を積め」ではなくて「説明する」。
これはなかなか難しいことで、その苦労はこの本にも書かれています。


ただ、本書の最後に総合農林に最高の現場指導者が現れます。
僕も良く知る「森のひと」、いや好漢です。

総合農林、そしてスイス林業。
なかなか面白そうですよ! 


| | コメント (0)

2014/10/29

「集合研修とOJTのつくり方」

今までは全国一律に拡大造林、間伐推進ということで、施策の方向性、現場の方向性は分かりやすかったわけですが、これから資源の利用期となり、山から木を伐って使っていくことを考えると、どういう作業システムで行くのかサプライチェーンをどう構築するのか、また次にどういう森林づくりをするのか、(中略)そのシステムをうまく現場で使いこなせる人材育成が必要になってきたということです」(p222〜223)


というわけで、今日紹介するのはこれです。


ーーーーーーーーーーーー

運営アイデア満載!!

アイスブレイク、振り返り、全方向の学び、会場の配置、スタッフミーティング、KP法、円卓会議、プログラムの「虎の巻」、事前質問づくり、共学び、リスクマネージメント
 
 
 研修効果を高め、持続させ、求める人材を育成するには、どうしたらいいのか?
 企画方法、運営方法、具体的な学びの手法はもちろん、研修成果を職場や地域に広めていくための手順など、実践的な工夫やアドバイスを求める声に応えたのが本書です。
  優れた研修やOJTの事例から、専門家・川嶋直氏、川北秀人氏(本書編著者)が学びの手法、研修現場で活用されるアイデア、ノウハウを抽出しています。ま た、林業事業体、行政機関、林業・木材業などの経営者に編著者がインタビューし、組織として事業経営として、人材育成方法をまとめました。
 紹介するツボを実践することで担当する研修事業を直ちに向上させ、優れた成果を上げることは可能です。研修・人材育成担当者の方にぜひ読んでいただきたい実践書です。
全林協のサイトより引用)

ーーーーーーーーーーーー

いま、林業に求められているのは人材育成なんですよね。
「緑の雇用」が始まってもう10年くらいになるのかな。
制度もだいぶ整ってきて、いよいよ数年前から人材育成に本腰を入れて来たという感じです。


個人的には、ウチの組合に今年、新人が二人入ってきたということもあり、興味をもってこの本を読みました。

前半は研修会議のテクニック的なもので、「教えるより考えさせる」(p88)など示唆に富んだ内容になっています。
そして後半は経営者にインタビューしたもので、こちらはよりリアルな現場の声が多数あって、刺激がありましたね。

ドイツのフォレスターが日本に来たときに、「森のことは森で話そう。会議室にずーっといるのは良くない」といつも言ってました。>(p172)

その通り!

| | コメント (0)

2014/10/28

高取城石垣の草刈りしてます

ここ一週間ほど、日本三大山城の一つ高取城で伐採作業や石垣の草刈りをしています。


2年前からこの作業をしているんですが、最初の年はこんな感じだったんですね。
自慢の石垣がまったく見えない状態で観光客から不満の声が上がっていました。
Img_2577


それが2年前に徹底的に草を取り除いたので、こうなりました。
Img_6288
夏場はさすがにある程度草が生えるようですが、それでも草刈りの必要はないくらいでおさまっています。


この石垣の草刈り作業は今年で城壁をぐるりと一周します。
今日も雑木や葛でぐちゃぐちゃになった石垣を丁寧にきれいにしてきました。
観光客や地元の人たちから感謝の言葉をもらうのが、励みになりますね。
この作業は今週末まで続ける予定。
ケガや事故のないように気をつけないと!


日々の作業の様子は黒滝村森林組合skyteamのFacebookページで更新中です!

| | コメント (0)

2014/10/22

梶谷哲也の達人探訪記

ついにこの日がやってきました。
書籍化の話が立ち上がってから一年半になるかなあ。
当初の予定より半年遅れての出版となりました。


いきなり表紙から出来杉印。
どんな表紙になるのかな、と思っていたら、もの凄いインパクト!
主役は名人、達人たちですよ、もちろん!


では、出版社のサイトから内容をざっくり引用。
ーーーーーーーーーーーーーーーー

現場で使える工夫やコツやヒント、心に残るもの満載です。

 
 奈良県黒滝村森林組合で働く現場人、梶谷哲也が「その道のプロ」の仕事現場へ。現場人の目線で、伐倒名人、特殊伐採人、チェーンソーメンテナンス達人、林業家、研ぎ名人たちのワザ、ノウハウ、道具扱いのツボを徹底的に掘り下げて取材し描きだした1冊です。
 自分の仕事と生き方に確固とした「流儀」を持っている達人たちの魅力がつまっています。
 

ーーーーーーーーーーーーーーー

基本的には「道具と技」の連載をまとめたものですが、書き下ろしももちろんあります。
なにせほぼフルカラーで、これまでの連載がまとめられているので、とても読みやすいものになっていると思いますよ。


著者である僕から言えるのは、実際の仕事で使えるヒントになるものがあればいいなあ、ということ。
取材の時は、仕事に取り組む姿勢とか、その工夫とか、なるべく聞けるようにがんばっているつもりです。

名人、達人は出し惜しみすることなく、聞いたことについては全て話してくれました。
名人、達人の技について、みなさんの心に届く物がない場合は、聞き手であり、書き手である僕の責任ですね。
名人、達人は本当に凄い人たちばかりでしたから。


そこで、皆さんにお願いです。
全国(全世界?)には、まだまだ凄い現場の達人がいると思います。
ぜひぜひ「こんな人がいるよ」「この人の話を聞いて来て!」などありましたら、気軽にメールやメッセージを下さい。
これで終わりでは決してありませんので。

僕もまだまだ達人の考えや技を知りたいし、もちろん読者の皆さんにも役立つものになるようにがんばりたいと思っています!

| | コメント (5)

2014/10/21

ついに来た。。

詳しくは明日以降、更新しますが、amazonで僕の名前で検索してもらうと、ナイス(死語)な表紙の書物が出てきます。

いやー、冷や汗ですな。。

詳細を待て!

| | コメント (3)

2014/10/19

奈良県曽爾村でカービングの実演します!

毎年春と秋の恒例行事となった奈良県曽爾村ファームガーデンでのチェンソーカービングの実演ですが、今秋の告知をするのを忘れてました(汗)

10月26日(日)11時〜14時〜(予定)
11月15日(土)11時〜、14時〜(予定)

例年通り、吉野チェンソアートスクールの生徒さん達による作品の展示販売もあります。
もちろん僕の作った作品もその場で販売します。

秋の行楽シーズン、ぜひ遊びに来てください!




| | コメント (2)

2014/10/15

wood job! は、まだ終わらない!

皆さんwood job!観ました?
11月19日にはDVDが出るみたいですよー

で、その映画の舞台になった三重県美杉村で今週末、映画のロケ地ツアーがあるんです。
ただのロケ地ツアーじゃないですよ。
木こり体験ガッツリです!

詳細はこちら
20141019_kikori

僕も行きたかったけど、この日は残念ながら吉野チェンソーアートスクールの講習会
いつか必ず神去村に行くぞー

| | コメント (2)

2014/10/12

アート かわいい

なんか大根おろしアートっていうのがあるんですね。
画像検索するといっぱい出てくるんですが、これには完全に魂抜かれました。


マジでヤバい。
かわいスギ。
クックパッドでもレシピがたくさん出てきます

少し前のリラックマカレーも悶絶もんのかわいさだったし、日本人て凄いわ。。


チェンソーカービングをやる身としてはいつかこういうむちゃくちゃかわいいやつを作ってみたいですね。
もちろん杉でね。
大根おろしに負けへんでー。

| | コメント (0)

2014/10/10

安全地下足袋を履きつぶしたので、

冬場以外のチェンソー、刈払機作業時は荘快堂の甲ガード安全地下足袋を履いてるんだけど、それを履きつぶしまして。
Img_5785
(左足)雨天作業の後だから、汚れてます。。

Img_5791

Img_5794
(右足)ここがちぎれて来たので、さすがに補修する気にはなれず履き替えることに。
ちなみにまだピンは飛んだりせず、すり減っていても1/4程度残っている状態でした。


でね、壮快堂のホームページだと刈払機で甲ガード部のテストを行ったって書いてあるんだけど、詳しいことは書いてないし、どうせこのままこの地下足袋をほかすなら、いっちょ僕がテストしてみるかと。


で、どんな感じでテストしたらいいかなー、って考えてて。
左足は刈払機、右足はチェンソーで切ってみるとかそんな感じでいいと思うんだけど。
例えば刈払機で自分の足を切ってしまう場合って、草むらの切り株に当てて刃がすっ飛んでくるとかいう場合が多いと思うんだけど、刃の回転数ってどんなもんなのかね。
通常使っている回転数でゆっくり当てに行って、それで実験になるのかなと。

チェンソーで甲を切る場合っていうのは、玉切りしてる時が多いと思うんだけど、これはアクセルから手を離した瞬間くらいのタイミングで当てたら、実際の状況に近いかなあ。


みなさん、なんか良いアイディアありますか。


荘快堂さんからは、甲ガードの付いた安全スパイクブーツも発売されてるし、甲ガードが実際どんなもんか、近々やってみますね。

| | コメント (2)

2014/10/05

道具と技vol.11出たよ

出ました。
今回は林業の本丸、お金に関わるところにガッツリ食い込みます!


顧客に喜ばれる採材・造材とは何か?

 それを理解するためにはまず、木材市場のニーズを知ることが必要です。そこで、木材市場を徹底取材し、丸太の価値を左右する木口と形状の見方(腐れ、シミ、ムシなど)、採材のポイント(6m材の直材、黒心材、矢高、余尺など)を紹介しました。
 
 また、林業事業体の搬出現場を取材し、山主に還元できて、市場と製材所からも喜ばれる採材、直・曲がりを見極める技、正確に採寸するための道具使いなど、熟練の技を紹介。
 買い手が安心して買える材(商品)づくりに必要な技と考え方を達人の実践から紹介しています。
全林協のサイトより引用)

ーーーーーーーーーーーーーーー

と、まずページをめくると
Img_5772
ペツル??

で、最後のページは
Img_5774

KEM??


これは前号の特集の影響ですね。


こういう広告が出るのは非常にいいと思うな。
「山だけが林業じゃない」からね。


あ、本題忘れてた。
採材、造材の特集なんだけど、これヤバいね。。

特に市場の声が聞けるのはすごくいい。
すんごくいい。
木材市場って凄く大事なところだし、行けば必ず勉強になるもんね。
とんでもない高値で売れた材とかは必ず売り手と買い手が集まっていろいろと話してるものだから、そこに混じって話を聞くだけでも勉強になるし。


あと特集2で木口を見ながら良い木とダメな木のどこかダメなのかが解説してあるんだけど、これも現場じゃ当たり前のことなんだよね。
でも、こうやってまとまって写真で解説してあるとカタログみたいになってて、すごく分かりやすい。
ここをカラーコピーして現場の新人に渡そうかしら。


今号はヒリヒリするくらい、すっごく現場に近い内容だわ。
これまでの特伐とか架線、重機とかはどうしても対象者が限られるけど、今号は現場に直結するからね。
しかも稼ぎに。
写真も多くて、どんな採材造材がいいのか、なにが悪いのか、すっごく分かりやすい。

最初「採材、造材」の特集になると編集部から聞いた時は、どーなることかと思ったけど、これは本当にいい特集です!


んで、本の後半にこんなページも。
Img_5777

俺がさ、イギリスから個人輸入していろんなメーカーのチェンソーパンツを比較したのはつい一年半ほど前だよ。
それが、いまやこれだけのパンツが国内で買えるようになってる。
(実際は2ページ、14本のパンツが紹介されてます)

そして、若い世代を中心にこれらを身につけて仕事をすることが当たり前になってる。
確実に林業は「きこり」から「wood job!」的なものに変わりつつある。
林業のこれから、楽しみだねー

| | コメント (0)

«刈払機用防護具を使ってみた